即日発送の注意点
「コンタクト即日発送・配送」、「コンタクト即配」とは言っても、どこの通販サイトもすべてのコンタクトを即日発送できるわけではありません。また即日発送の意味するところは、「その日の内にショップから出荷する」と言う意味で、「その日の内にお手元に届く」と言うことではありません。時々勘違いをされるお客様もいらっしゃるようです。以下注意しておいた方がいい点をご紹介していきます。
注意1
コンタクトレンズ通販サイトごとに在庫しているレンズや規格は異なりますから、まず利用しようとする通販サイトに現在お使いのコンタクトが常備在庫としてあるかどうかを確認しておくと安心ですね。
在庫があれば即日発送してくれます。また常備在庫になっていても、偶然同一データの先客がいらっしゃったら在庫が欠品ということでメーカー注文となり、若干日数がかかることになります。確実なのはその都度確認できれば安心ですね。
注意2
コンタクトレンズ通販サイトの営業時間や定休日、業務提携している配送業者さんの集荷時間によって在庫の有無とは関係なく即日配送ができる、できないが変わってきます。
営業時間終了後の注文であれば、在庫があっても発送はできませんし、定休日であれば尚更です。また配送業者さんの最終集荷時間でも、即日発送できる、できないが変わってきます。
注意3
それぞれの通販サイトもできるだけ即日発送をするためコンタクトレンズの在庫を多くしようと努力をしているものの、すべてのコンタクトレンズの在庫を保有することは非現実的なお話になります。例えば・・・
ハードコンタクトはソフトコンタクトとは異なり、BC(ベースカーブ)がかなり細分化されています。そのBCごとにさらに度数が細かく細分化されていますので、それらの組み合わせとなると膨大な枚数になってしまいます。また使い捨てコンタクトのユーザーさんが増加する中でハードコンタクトのユーザーさんは2~3割程と言われています。これらを考慮すると、なかなか保有できないのがハードコンタクトの在庫なのです。
乱視用コンタクトや遠近両用コンタクトなどの特殊コンタクトもハードコンタクト同様です。特殊コンタクトの場合、通常コンタクトとは異なる別のデーター(乱視度数や軸度、遠近の加入度数等)があります。そのためその分保有する数量が増える訳です。でもやはり利用者数は通常タイプと比較すると少ないのです。
お客様ご利用のコンタクトレンズデーターの中にはメーカーの通常規格ではない特注規格のレンズを使用されている方もいます。例えば「サイズが通常タイプよりも大きい(又は小さい)」、「度数が遠視度数である」、「BCが大きい(又は小さい)」等々。そうなるとやはり予め在庫を保有するのは困難となってしまいます。
以上、現在お使いのコンタクトの種類やデーターが上記に該当するようであれば、即日発送は厳しいかもしれません。と言うことは余裕を持って注文すると言う以外に方法はありません。十分ご注意くださいませ。
注意4
ご利用のコンタクトレンズ通販サイトの所在地とお届け先についても考慮しておいた方がいいでしょう。例えば東京に拠点を構えている通販サイトに北海道や九州、沖縄、及び離島からご注文をすると、通常でも翌日のお届けは困難です。これもコンタクトを早くお受け取りになるために計算に入れておかなくてはなりませんね。
注意5
お届け時間に関しても注意4と同様のことが言えます。例えば関東から商品を発送した場合、配送業者さんにもよりますが、中四国になると翌日のお届けは可能なものの、午前中のお届けが困難であったりします。又その中でもエリアによっては18:00以降にならないと翌日のお届けは困難と言う場合もあります。お支払方法に代引きを選ばれるとお受けとり時に精算しなくてはなりませんので、この点も要チャックですね。
注意6
このケースは時々見受けられます。それは「メーカー欠品」と言うケースです。メーカーでも欠品している場合は、通販サイトが発注をしても入荷してきません。時には1ヶ月先なんていうケースもあります。そうなると「入荷まで待つか」、「データを変更するか」、「レンズの種類を変更するか」、「カラコンであればカラーを変更するか」、以外早く手に入れる術はありません。これに関してはお客様の方では把握できないことですから、運が悪いとしか言えません。
以上、コンタクトレンズを即日発送できないケースをご紹介してきました。でも余裕を持って注文すれば、これらの問題はほぼ解決できると言っても過言ではありません。
ハードコンタクトや長期装用型のソフトコンタクトの場合は、使い捨てコンタクトのようにスペアのレンズが手元にあるわけではないので、その点は難しいところです。
ただ「度数が強く、コンタクトレンズじゃなければ視力が出ない」、「職業柄、メガネの使用は不可」、「特殊デザインのコンタクトを使用している(強度の遠視や円錐角膜用など)」等の場合は、本音を言えば、お金はかかりますが、スペアレンズをお手元に置いておくのが一番安心です。